4月3日〜8日は、武蔵野美術大学3年生の高木さんの初個展でした。6日間ありがとうございました!

「展示期間中たくさんの事を学び、とても貴重な経験ができました」と彼からメールをもらいましたが、僕の方こそ、たくさんの事を学び、貴重な経験ができました。

6日間73440円という金額を投資する意味ってなんだろう。時給1000円でアルバイトしたら74時間働かなくてはいけない、1日8時間働いて10日間。その対価がギャラリーの展示。

彼の場合は展示が目的なので、物販などは一切していません。

空間を自分の作品で埋めて、人に見てもらうという経験と体験にこの金額を払う意味。

考えれば考えるほど深いです。

そんな事を展示期間中ずっと考えていました。

 

今回の高木さんの初個展のキャプションをご紹介させて頂きます。

normal is normal

例えば、画家が絵を描き、音楽家が曲をつくる、これは普通。しかし、写真家が料理をつくり、書道家が旅に出る、これもまあ普通。ところで、僕はコメディとデザインをアートワークする、普通っちゃ普通。

普通っちゃ普通

普通なことがよくあって、けど普通すぎるのもつまんない。普通じゃないこともまあよくあって、けど普通じゃなさすぎるのもなかなかキツい。そしたら普通っちゃ普通くらいがちょうど良さそう。

 

彼の哲学とこの詩の力に本当にビビビときました。 普通っちゃ普通 確かに一番いいですよね。

美大生が作品を作るのは普通です。美大生がギャラリーで展示をするのは普通っちゃ普通。

在学中に個展を開くという事が、彼らしい選択なんですね。

普通の次の選択は、普通に見えて、当たり前の先に踏み出します。その一歩が成長に繋がり、進化になると思います。実はすごい事を、コメディとユーモアでさらっと語る高木さんの詩は本当に彼らしく、素敵な詩です。

これからも高木さんとは、ずっと繋がっていきたいです。

展示直前に誕生日を迎えた高木さんは成人となりました。おめでとうございます!

歳をとると、余計な知識や経験が邪魔をして、面白いと思える事が減り、柔らかい考えができなくなっていきます。

そんな時は「普通っちゃ普通」という言葉を思い出して、人生をコメディに楽しんで下さい!

本当にありがとうございました!

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Garagekagurazaka 東京新宿ギャラリー